photo by Adam Rosenberg
「出る杭も みんな出てれば 打たれまい」
「出る杭は打たれる」の英語
「DERUKUIWA UTARERU」in Nihongo/japanese
“The nail(stake) that sticks up gets hammered down.“
突き出る釘(杭)はハンマーで打ちつけられる
- 出る杭は打たれる
nail:爪、釘、びょう
stake:くい、棒
stick up:突き出る
出る杭は打たれるとは、他人より目立って出すぎると人の嫉妬や反感を買い、非難されたり憎まれたりするという意味です。
たしかに他の杭より出ている杭は目立ちます。でも才能や努力の甲斐あって他人より抜きんでるのは当たり前のはず。このことわざはあたかも日本の閉鎖社会の代名詞のように用いられることも多かったのですが、最近では「出過ぎた杭は打たれない」という言葉も聞くようになりました。
もしかしたら、他人のことを気にしてばかりいる不自由な安定よりも、自らの個性をもって自由な不安定を選ぼうとする日本人も増えてきているのかもしれません。
「自分なんて英語しゃべれないから~」
なんて周りに合わせて息をひそめるよりも、
「まぁ、英語はそこそこしゃべれるよ!」
って言う方がじつは英語を学習中な人や、学習したいと思っている人ともつながる可能性があるわけでたいへん、発展性があります。
それに思い込みを捨てて、いつも前に一歩踏み出すぐらいの方が人生は楽しいです。
英語の方は、日本語のことわざが英語訳されたもの。知っているネイティブの人もいるかもしれませんが、もう少し説明を加えないと理解されないかもしれません。
また英語圏では逆に、
“The squeaky wheel gets the grease.”
きしむ車輪は油を差してもらえる
というのがあります。
「出る杭は打たれる」の他の英語表現
“Tall trees catch much wind.”
高い木々は多くの風をつかむ
⇒出る杭は打たれる?
もとはオランダのことわざのようです。
“風”という比喩的表現を文脈上どうとらえるかにより、ネガティブにもポジティブな意味にも使えるようです。
“Keep your head down.”
頭を下げたままにしていろ(頭を上げて目立つな)
⇒出る杭は打たれる?
ことわざではなく慣用句です。