photo by Lucas Incas
「ブツブツ…。」
「負け犬の遠吠え」の英語
「MAKEINUNO TOBOE」in Nihongo
“The howl of the losing dog.“
負けている犬の遠吠え
- 負け犬の遠吠え
howl:遠吠えする
負け犬の遠吠えとは、弱い犬が陰で強がって吠えるように、勝ち目のない相手とは離れたところでいきがっている意味になります。
「かわいそうだから、今日は本気出さなかったんだよ!」
勝負の世界では残念ながら、説得力があるのは勝った者のみ。
「世界で一つだけの花」も悪くはないですが、勝つことによって見えてくる世界と言うものもありますよね。
“Life is not fair.”
ファイティングポーズさえとらずに、自ら負け犬を選ぶような人はこんな言葉が口癖です。
英語の方は、2004年に講談社エッセイ賞を受賞し、ベストセラーにもなった酒井順子さんの著書「負け犬の遠吠え」の英語タイトルです。
この本の中では、どんなに美人でも「30歳以上、未婚、子無し」の3条件がそろった女性は「負け組」と定義したことにより、物議を醸しだしました。
JAPAN TIMESの紹介記事(英語)
それからさらに10年以上たった現在の日本では、男女問わずに30歳以上の独身者でさらに溢れています。でも結局、本人が「本当に幸せであるなら」どちらでもいいですよね。
結婚して子供がいる「勝ち組」なのに、「結婚は人生の墓場だよ。」と、スーパーでバイトしていた高校生の頃の僕にさとす、時給700円で野菜のパッキングコーナーで一緒に働くおばちゃん達の言葉を、今も忘れません。
ちなみに負け犬はa loser または an underdog と言います。
「負け犬の遠吠え」の他の英語表現
“loser’s whining”
whine:犬が鼻を鳴らす声、すすり泣く