photo by Sean McGrath
「いや、知ってるし…」
「釈迦に説法」の英語
“to teach your grandmother to suck eggs.“
祖母に卵の吸い方を教える
- 釈迦に説法
suck :吸う
釈迦に説法とは、仏教を開いた開祖であるお釈迦様に仏の道(仏法)を説くように、その道のことをよく精通している人に対して、教えを説くことの愚かさを意味しています。
英語が得意な日本人が、生まれながらのアメリカ人にも、英会話を教えるような滑稽さですね。
英語では、「人生の先達者」として、吸いも甘いも知り尽くしているはずの「祖母」に、イースター祭りで使う卵の中身を吸い出す方法を教えるようなものだと言っています。
復活祭(イースター)の休日を祝うための飾り付けの卵の、昔ながらの作り方です。(最近ではプラスチックでできた卵で代用することが多いようです。)
ちなみに現代では、”suck eggs”と言うと、「無駄なことをする」という意味で使われることが多いです。
“Go suck an egg !”だと、スラングで「あっちへ行っちまえ!」「出てけ!」になります。
「あっち行って、卵でも吸ってやがれ!」って感じですね。
同じようなスラングとしては、“Take a hike!”
「あっちへ行け!」があります。
「釈迦に説法」の他の英語表現
“to preach to the choir”
聖歌隊に伝道する
⇒釈迦に説法
preach:伝道する、教えを説く、説教をする
choir:聖歌隊
「聖歌隊」である時点ですでにキリスト教徒なわけですから、(キリスト教をすすめる)教えは必要ありませんよね。