photo by NASA Goddard Space Flight Center
「地球へ、帰ってきた。帰ってきた。」
「故郷へ錦を飾る」の英語
“To return to one’s hometown in triumph.“
意気揚々と故郷に帰ってくる
- 故郷へ錦を飾る
triumph:勝利、大成功
故郷へ錦を飾るとは、ふるさとを離れていたものが立身出世して高価な絹織物「錦」を着て故郷に帰ることをいいます。
貧しいけれど夢と希望を持って村を飛び出した若者が、都会での努力の甲斐があって大成功し、立派な身なりを身にまとって意気揚々と故郷へ凱旋する姿です。
「あいつが小さい頃は、オラがよく勉強を教えてやったもんだ。」
村人のこんな自慢話も聞けそうですね。
英語では、何かの戦いなどに勝利をおさめて帰郷するような、ちょっと大げさなニュアンスになります。
日本の、
「あいつは立派になったもんだ。」
という立身出世をたたえる表現の中は、”勝ち負け”の考え方は薄いですよね。
ちなみに「錦(にしき)」とは厚手絹織物の総称です。さまざまな色の糸を織り込んで、高価な衣服であるとともに美しく鮮やさの代名詞でもあり、英語では“Japanese brocade”となります。
brocade:錦、ブロケード
「故郷へ錦を飾る」の他の英語表現
“To come home in glory.”
栄光の中で、帰宅する
⇒故郷へ錦を飾る
glory:栄光、名誉