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※写真はアメリカの1セント(ペニー)銅貨
「安物買いの銭失い」の英語
“Penny wise and pound foolish.“
ペニー(小銭)に賢く、ポンド(大金)に愚か
- 安物買いの銭失い
penny:英国の通貨単位。複数形がペンス。100ペンス=1ポンド。米国・カナダでは1セントの別称。
安物買いの銭失いとは、安い物を買って得をしたと思っていても、すぐに壊れてしまったり粗悪なものだったりで、すぐに捨てるようになってしまった結果、結局損をしてしまうような意味です。
安いものは、品質が悪かったり賞味期限が近かったりと何かしら理由があります。
なので、
「なぜ安いのか」
をきちんと見極めないと、運よく(賢く)買い物ができたと思っても、後で後悔することになってしまうかもしれません。
一方英語版では、小銭の支出などについてはケチ(stingy)で賢いような行動をするのに、もっと大きなお金の使い方などについては、愚かな行動をすることを揶揄(やゆ)しています。
「安物買いの銭失い」もその行動の中の一つに入りますね。
また例えば、高金利で多額の借金をしてしまい、その返済のために日々の1円すらも節約して頑張る場合。
でも、目線を変えてみると、過去から高金利で上限金利を超えて支払っていた場合には、弁護士や司法書士などに頼めば、過払い金請求により100万円とか戻ってくる場合があります。
重要でないことに対して注意深く、じつは重要なことには注意を払っていない(知らない)と、多くの場合損をしてしまいますので、本当の意味で賢くなれるよう、マネーリテラシーを高めていく必要がありますね。
「安物買いの銭失い」の他の英語表現
“You get what you pay for.”
支払ったものに対する対価を得る
⇒安かろう悪かろう
⇒安物買いの銭失い
pay for:支払いをする
安いものは、悪いもの。高いものは良いもの。
でも、たまには”掘り出し物“もあります。