ペンは剣より強しの英語
ペンは剣より力が勝る
- ペンは剣より強し
この言葉は、19世紀のイギリスの小説家、エドワード・ブルワー=リットンという人が書いた歴史劇『リシュリュー』の中の「ペンは剣よりも強し」というセリフが元になっているそうです。
言論による表現のほうが、武器を使った攻撃よりも効果があるという意味ですね。
ペンは剣より強しの英語表現
ここでのthe pen はa pen でもpensでもありません。ただし、この”the”は通常の何かを特定する”the”の用法でなく例外的な用法です。ここでは抽象的な意味を加わえてその名詞のもつ性質・職能を表すために使われていますが、一般的な用法ではありません。
a pen にすると文字通り、(不特定の)ペンのイメージですが、the penとすることで、ペンを象徴化して、言論というイメージを表しています。逆に、the swordでは剣を象徴化し、武力をイメージさせています。
よって日本語訳では、「ペンは剣より強し」となっていますが、本当は「言語は武力より強し」とした方が、本来の英語の意味を忠実に伝えているのかもしれません。