photo by Eva Rinaldi
「チョキでもパーでもばれなそう。」
「大山鳴動してねずみ一匹」の英語
“Much ado about nothing.“
空しい大騒ぎ
- から騒ぎ
- 大山鳴動してねずみ一匹
much ado:大騒ぎ
大山鳴動してねずみ一匹とは、大きな山が鳴り響いて揺れ動いたので噴火でもあるのかと警戒していたらねずみが一匹が出てきただけ。
大騒ぎしたけれども、結果は予想していたよりもはるかに大したことなく、どうでもいいようなものだったという意味です。もとは古代ローマのことわざで、16世紀ごろに日本に伝わった際に意訳されたようです。
英語ではそんなに重要でないことにたいして、馬鹿騒ぎする意味です。
ちなみに、
“Much Ado about Nothing”
はウィリアム・シェークスピアの中期を代表する恋愛コメディとして有名ですね。
そういえば昔、日本テレビ系列の恋愛トークバラエティで
“Much Ado about love“ (恋のから騒ぎ)というのがありましたよね。
なんとなくTVで出てきた英語フレーズも英語学習に結びつけて覚えてしまいましょう。
「大山鳴動してねずみ一匹」の他の英語表現
“The mountains have brought forth a mouse.”
山が動かして一匹のネズミを動かした
⇒大山鳴動してねずみ一匹
コチラの方が日本語のことわざの意味とほぼ同じでわかりやすいかも。原文(ラテン語)を直接、英語にしています。
bring forth:生み出す、持ち出す
“Great cry and little wool.”
大きな叫びと小さな毛糸
⇒大山鳴動してねずみ一匹
wool:毛織物、ウール
もとの意味は、悪魔がブタの毛を刈りとる際に、「ブタは大きな声で騒ぐが刈り取れる毛がほとんどない」という話に由来しているようでした。