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速く行きたいなら、一人でいくことだ。
遠くまで行きたいなら、一緒に行くことだ。
-アフリカのことわざ-
「同じ釜の飯を食う」の英語
“To live under the same roof“
同じ屋根の下に住む
- 同じ釜の飯を食う
roof:屋根
同じ釜の飯を食うとは、一緒に生活をともにし苦労や喜びを分かち合った、親しい仲間であるという意味です。
「戦友」または「チームメイト」としての一体感を表しており、ある組織のなかでの苦楽を共にした他人同士が想像されますが、家族などの場合にはあまり使われません。
一方で英語では、同じ屋根の下で生活をしたことにより同じような親近感を表現されていますが、夫婦など、家族の場合にも用いられる点で少しニュアンスは異なります。
また英語では日本のような、主食であるご飯が提供される「一つの釜」に対する文化的な思いれを説明するのはもう少し説明が必要なため、親近感の度合いにも少し差が出てきますね。
「同じ釜の飯を食う」の他の英語表現
“To work at the same place.”
同じ場所で働く
⇒同じ釜の飯を食う?
端的に同じ内容を表してはいますが、ちょっと簡素すぎ?
“To drink from the same cup.”
同じカップで飲む
⇒同じ釜の飯を食う?
キリスト教徒の人にとって「一緒のカップで飲む」という行為には、宗教的な意味がが結びついているようです。
純粋に日本語表現の「苦楽を共にする戦友」みたいなニュアンスとは異なりますね。