photo by Ana Sofia Guerreirinho
「春眠暁を覚えず」の英語
“In spring one sleeps a sleep that knows no dawn.“
春に眠りに落ちる人は夜明けを知らない
- 春眠暁を覚えず
sleep a sleep:眠りに落ちる
dawn:暁、夜明け、あけぼの
春眠暁を覚えずとは、春の夜の眠りはまことに気持ちがいいので、夜明けがきたことを気がつかずにいつまでも眠りがちであるという意味です。
これはもともと、今から1300年ほど前の中国、唐の時代の代表的詩人の孟浩然(もうこうぜん)と言う人の漢詩「春暁」に出てくる一節です。
春眠不覺曉 がその原文となります。
1300年もの前の人間が春の夜の心地よい眠りの良さを感じていたことを思うと、現代人となんら変わらない親近感がわいてきますね。
英語はこれを翻訳した形での説明となっています。
「春眠暁を覚えず」の他の英語表現
“In spring we are liable to oversleep without noticing dawn breaking.”
春に我々は夜明けがきていることに気がつかずに寝坊しがちである
⇒春眠暁を覚えず
be liable to ~:~しがち
oversleep:寝坊する
break of dawn:夜が白む