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長い物には巻かれろの英語
やっつけられないなら、仲間になれ
- 長い物には巻かれろ
長いものには巻かれろとは目上の者や勢力の強い相手とは争わずに、従った方が得策だという意味です。英語でも、相手が打ち負かすことができないような強者なら、逆に仲間になる方が賢明だとしています。
「権力」「権威」が嫌いだという気概を持つ人も、実際に強いものに直接勝負を挑むと、コテンパンにやられてしまう可能性が高いわけで、あまり賢い選択肢ではありませんよね。
ならば、一旦はそのような強いものの権力や力の傘下に入って利用してしまう方が、物事はうまく行きやすいものです。
beat:やっつける、打ち負かす
「長い物には巻かれろ」の他の英語表現
“Better bend than break.”
壊れるよりは、曲げたほうがよい
⇒長い物には巻かれろ
堅い枝のように、突っ張って折れてしまってはもう再生できず、結局は自分の身を滅ぼすことになります。それよりは、いったん竹のようにしなって曲げた方が次のチャンスだってあるわけです。
“You can’t fight city hall.”
市役所(お役人の象徴)には勝てない
⇒長い物には巻かれろ
“Don’t kick against the pricks(goads).
尖ったものを蹴るべからず
⇒長いものには巻かれろ
尖ったものを蹴飛ばしても逆にこちらが痛いだけです。
prick:突くもの、トゲ
goad: (家畜などを追う)尽き棒
“It is no good kicking against the pricks.”
尖ったものを蹴っ飛ばしてもいいことなし(かなわない)
⇒長い物には巻かれろ