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一を聞いて十を知るの英語
” A word is enough to the wise.”
賢い者には、一言(一単語)で十分だ
- 一を聞いて十を知る
一を聞いて十を知るとは、物事の一端を聞いただけでその全体を理解するほど賢く、察しのいいほめ言葉の例えです。
“A word is enough to a wise man.“とも言います。
頭が良いことを表す代表的な英語にはwise以外にも、smart、cleverなどがありますが、それぞれのニュアンスはどのように違うのでしょうか。
以下にまとめてみました。
「頭がよい」英語のニュアンスの違い
- smart:頭が良い(地頭のよさ、動物の頭のよさにも用いる)
- clever:利口な (小利口、要領のよさ、ずるがしこさ)
- wise:賢い (深みのある知恵、経験からくる真理)
- bright:聡明な (子供などの地頭のよさ、元の意味は「明るい」)
- brilliant:才気のある(先天的な頭のよいさ、元の意味は「光輝く」)
- intelligent:知性のある(知識、教養の高さ)
smart、clever、bright、brilliantが瞬発力を伴う頭の良さのニュアンスがあるのに対し、wiseとintelligentは必ずしもそうではありません。
ところで、歯の「親知らず」を英語では、”wisdom teeth“と言います。これは、物の分別が付く年頃になってから生えてくる歯であることに由来しているそうです。
また、宇宙人などの「知的生命体」のことは、”intelligent life“と言います。
「一を聞いて十を知る」の他の英語表現
“A word to the wise is sufficient.”
智者には一言で、事足りる
⇒一を聞いて十を知る
“Send a wise man on an errand, and say nothing to him. “
賢い者を使いに出すときには、何も言わなくてもよい
⇒一を聞いて十を知る