photo by Richard West
人間万事塞翁が馬の英語
“Every could has a silver lining.”
どんな雲にも銀の裏地がある
- どの雲にも銀の裏地がついている
- 禍福はあざなえる縄のごとし
- 人間万事塞翁が馬
lining:裏張り、裏地
silver lining:(逆境の中での)希望の光
人間万事塞翁が馬とは、人間の人生においての吉凶というものはどう転んでいくかわからないもので、目先の出来事で一喜一憂しても意味のないことだという中国の故事です。
簡単に説明すると、
古代の中国で塞翁(さいおう)という老人がいましたが、ある日、飼っていた馬が逃げてしまいました。
ところが、しばらく経って逃げた馬は良い馬を連れて帰ってきます。
ところが、今度はその老人の息子がその馬から落ちて足を骨折してしまいます。
ところが、1年経って隣国との間に戦争が起こり、戦争に駆り出された多くの若者が亡くなってしてしまう中で、彼の息子は足を骨折していたために兵役を免れて助かった、という物語です。
英語では、”雲の裏地”という表現が使われています。上の写真の中で、雲と空との境界が太陽の光で白い線のように見えますね。これがsilve liningで、どんな悪いこと(雲)にも、良い面(希望の光)はあるという意味で使われます。
「人間万事塞翁が馬」の他の英語表現
“Inscrutable are the ways of Heaven.”
天のやり方は不可解なものだ(倒置)
⇒人間万事塞翁が馬
inscrutable:不可解な