“Easy come , easy go.”
簡単に入ってくるものは、簡単に出ていってしまう
- 悪銭身につかず
日本を代表するロックバンド、B’zが90年にリリースしたシングル曲の中にEasy Come,Easy go!というのがあります。初登場で1位を獲得した有名な曲なので、聞いたことがある人は多いと思いのではないでしょうか。
その曲でのサビの部分がこのフレーズになっていますね。1番のサビの頭は♪『出会いも別れも』EASY COME,EASY GO!♪ですが、2番では♪『恋も金も』に、3番では♪『幸も不幸も』に変わっています。
この歌詞でのメッセージは、人生はEASY COME,EASY GOだから、「逆境にくじけるな」と同じく歌詞の中にあるように、元気を出していこうぜという歌ですが、このようにお金だけではなく、簡単に手に入れたものは、簡単に失いやすいということから、苦労しないで達成された成功は、簡単に失いやすいから、気にすることないよというように、相手を慰める時によく使われます。
アメリカでは、1967年にアメリカの元祖、ロックンロールの神様であるエルヴィス・プレスリー主演のミュージカル映画のタイトルにもなっていますし、イギリスの伝説のロックバンド、QUEENの大ヒット曲、ボヘミアン・ラプソディの中でもこのフレーズが使われていました。
ボヘミアン・ラプソディは有名な曲なので聞いたことがある方も多いと思いますが、よっぽどのファンか、英語が好きな方でない限り、その内容まで正確に理解できている方は少ないのではないかもしれません。
QUEEN
Bohemian Rhapsody
Is this the real life?
Is this just fantasy?Caught in a landslide
No escape from realityOpen your eyes
Look up to the skies and seeI’m just a poor boy,I need no sympathy
Because I’m easy come, easy go
A little high, little lowAnyway the wind blows,doesn’t really matter to me,to me
ここでの意味は、適当男である、ふらふらしている、その場しのぎで生きているといった感じで使われていて、そこには金銭的にもあまり恵まれていないことをも暗示しているものと思われます。
歌詞の内容については、突然起こってしまった目の前の現実を受け止められず、茫然としている様子が目に浮かぶようですが、一体何があったのでしょうか。この後に続く歌詞では、衝撃の告白がされることになります。
普段聞いている歌も、歌詞をじっくり聞いてみると興味深い内容があるものですね。