photo by Ricardo Mangual
「誇り高き生き物の共通点は、”やせ我慢”できること?」
「武士は食わねど高楊枝」の英語
「 BUSHIWA KUWANEDO TAKAYOUJI 」in Nihongo/japanese
” Eagles don’t catch flies.“
ワシはハエを捕まえない
- 鷹は飢えても穂を摘まず
- 武士は食わねど高楊枝
eagles: ワシ(鳥)
flies:ハエ、飛ぶ虫
武士は食わねど高楊枝とは、武士という者はたとえ貧しくて食べ物に困っているときでも、まるで食べ終わったかのように楊枝をくわえて見せるという意味です。
江戸時代の「士農工商」の身分制度において、もっとも位の高かった武士はたとえ腹は減っていても、ひもじさを表に出してしまうことは武士の恥でした。
対面や武士の誉を重んじた結果、困難に直面した時でも、気位の高さで弱みを見せない”やせ我慢“が美徳でもあったのでしょうね。
英語では、偉大で重要な人物というものは取るに足らない物事には関心を寄せないという意味になります。
ちなみに、タカは“hawk”ですが、鷹(タカ)と鷲(ワシ)は同じ猛禽類で、ともにタカ科として生物学的には同じ生き物です。
主なちがいはそのサイズ。
ざっくりと言ってしまえば、大きいものがタカで、それ以外がワシということなりますが鳶(トビ・またはトンビ)も同じくタカ科で、こちらは「凧」を表現する英語と同じの“kite”となっています。
「武士は食わねど高楊枝」に似た英語表現
“Eagles does not hunt flies.”
ほぼ表現です。