photo by Aaron Warren
「そして結果は壊れた橋のみぞ知る」
「背水の陣」の英語
「HAISUINO JIN」in Nihongo/japanese
“Burn one’s bridges.“
~の橋を燃やす
- 背水の陣
burn:燃やす
背水の陣とは、逃げ場のない絶体絶命の立場や状態に身をおくという意味です。
もとは中国の『史記』のなかの故事成語で、むかし漢と趙(ちょう)という国が争っていた時に兵力の数が少なかった漢軍の韓信(かんしん)は、戦略上は不利なはずの、川を背にした布陣をひきました。
逃げ場がない漢軍は必死になって戦い超軍を退けただけでなく、伏せて行動させていた別動隊に相手方の城を占領させ、見事大勝利となったというお話です。
いまでは自ら退路を断ち、決死の覚悟で何か一つの物事に当たる意味で使われていますね。
この英語表現での「橋」は、いろいろと比ゆ的に用いられます。文脈によって友人や知人との人間関係や、それぞれの人生の選択肢における退路だったりします。
なので、それを燃やしてしまうことは不利に思われる状況へ身を置くことを意味しています。
“Burn one’s bridges behind one”
とも言われます。
「背水の陣」の他の英語表現
“to burn the boats”
帆船を燃やす
⇒背水の陣
“with one’s back to the wall “
背を壁にして
⇒背水の陣?
他に逃げ場がなく、とても緊張した状態です。