photo by quasuo
「同じ舟に乗っちゃえば、運命共同体」
「呉越同舟」の英語
「GOETSU DOUSHUU」in Nihongo/japanese
“Bitter enemies in the same boat“
同じ舟に乗る憎い敵
- 呉越同舟
bitter enemies:憎い敵同士
呉越同舟とは、仲の悪いもの同士が偶然同じ場所や行動を共にする意味です。もとは中国の孫子による故事成語で、中国の春秋時代に争い憎しみ合っていた「呉(ご)」と「越(えつ)」の国でも、同じ舟に乗っているときに嵐や台風で舟が遭難しそうなときには、助けあって難を逃れようとするものだと例えられたことに由来しています。
さらなる共通の”敵”が出現すれば、まずはそちらを片付けたいもの。利害が一致すれば、昨日の敵も一時的には味方になることもあるものです。
英語はこの故事成語を訳して伝える形となっています。
「呉越同舟」の他の英語表現
“strange bedfellows”
奇妙な仲間
⇒呉越同舟
bedfellows:寝床を共にする人、一時的な仲間
“We’re in the same boat.”
我々は同じ舟に乗っている
⇒呉越同舟
目の前の敵と共通するさらなる敵が現れた状況であれば、このように叫べば一時的に休戦となるかもしれません。