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「はい、ワタシの言うとおりにして!」
「鶏口となるも牛後となるなかれ」の英語
「KEIKOUTONARUMO GYUUGOTONARU NAKARE」in Nihongo/japanese
“Better be the head of a dog than the tail of a lion.“
ライオンの尻尾になるより犬の頭となる方がよい
- 鶏口となるも牛後となるなかれ
鶏口となるも牛後となるなかれとは、大きな集団・組織などのなかで他人のしりについているよりも、小さな団体でもトップ(頭)でいるほうがよいという意味です。
もとは中国の故事で、鶏口牛後(けいこうぎゅうご)といい、中国の戦国時代に勢力をつけた「秦(しん)」の国に対して、蘇秦(そしん)という遊説家が「韓」の王に、小さくとも国のトップでいるべきで臣下になるべきではないと他の国と連合して対抗すべきだ説いたことに由来しています。
英語でも、ニワトリが「犬」に、ウシが「ライオン」に変わっていますが、内容は同じです。また以下の英国の古いことわざも同様です。
“Better be the head of the yeomanry than the tail of the gentry.”
地主階級のしっぽでいるより、小作主の頭でいるようがいい
yeomanry:(イギリスの)自由農民、ヨーマン、小作主
gentry:(イギリスの)紳士階級、地主階級(貴族層の一段下)
「鶏口となるも牛後となるなかれ」の他の英語表現
“Better be the head of an ass than the tail of a horse.”
馬の尻尾になるよりもばか者の頭になった方がよい
⇒鶏口となるも牛後となるなかれ
ass:ロバ、ばかもの
“I’d rather be a big fish in a small pond than a little fish in a big pond.”
大きな池の小さな魚でいるよりも小さな池の大きな魚でいたい
would rather:~よりむしろ
pond:池
サイズが同じでも、環境が変われば大きくも小さくにもなるものです。
“I would rather be first in a small village in Gaul than second in command in Rome.”
ローマで2番目の地位の副司令官でいるよりも、ガリアの小さな村で一番でいるほうがいい
-ユリウス・カエサル-