photo by Uzi Yachin
食なき者は職を選ばずの英語
物乞いは、選べる立場にはなれない
- 背に腹は代えられぬ
- より好みできる立場でない
- 食なき者は職を選べず
食なき者は職を選べずとは、食う者に困っている者は、どんな職業にもつくものだという意味です。「食べるものに困る」という状態は人が生きてく最低限の条件を安定して確保できていいない状態です。よってたとえどんな職であろうとも働くしか選択肢が無くなります。
英語の場合も似ていて、他人に施しを与えてくれるように要請する人は、選択権などないはずだということになります。
beggar:乞う者、物乞い、乞食
chooser:選ぶもの、選択者
“Beggar”を含む他の英語表現
“Once a beggar, always a beggar.”
一度乞食になれば、ずっと乞食になる
⇒乞食は三日もやれば止められない
“Set a beggar on horseback and he’ll ride to the devil/hell.”
乞食を馬に乗せれば、彼は悪魔(地獄)までも乗って行く
⇒乞食を馬に乗せれば、悪魔の所までのりつける
ここでいう「乞食」は単なる物乞いではなく、
元は貧しかったけれど成りあがりで金持ちになった人
を揶揄しています。
急にお金を持ったような人はお金の正しい使い方を理解しておらず、結果すぐに破綻してしまうものだという意味になります。
“A young idler, an old beggar.”
若い時の怠け者は、老いての乞食
⇒若い時の苦労は買ってでもせよ