photo by Maurizio Peddis
枯れ木も山のにぎわいの英語
“Anything is better than nothing. “
なんでも何も無いよりはまし
- 枯れ木も山のにぎわい
枯れ木も山のにぎわいとは、どんなにつまらないもの、役に立ちそうにないものでも何も無いよりはましであるという意味です。
なので、
「枯れ木も山のにぎわいと言いますから、皆さんもぜひパーティーにお越しください。」
というのは、綾小路きみまろさんが言うのを除き、たいへん失礼にあたる使い方なので注意しましょう。
英語の方では、anything の代わりにsomething も使われています。
“Something is better than nothing.”
学校の英語ではsomething は肯定文で、anythingは否定文で使うと習いますが、実際の会話ではもっと柔軟に使われています。
なので、以下のような用語のニュアンスの違いで覚えておく方がよいでしょう。
something:(ぼやっとしたイメージのある)なにか
anything:(限定しない)なにか、(なんでもいい)なにか
【会話で感じるanything とsomethingの違い】
A:”What do you want to eat?”
B:”Anything !”
何でもいいよ!
A:”What do you want to eat?”
B:”Something sweet! “
なにか甘いもの!
“something sweet”の方は、話し手にすでに「甘い」というイメージがあります。
「枯れ木も山のにぎわい」の他の英語表現
“A bad bush is better than the open field. “
悪い茂みも、何もない原っぱよりはまし
⇒枯れ木も山のにぎわい
bad bush:悪い茂み、雑多な茂み
open field:何もない平地、原っぱ
これはフランスのことわざの英語訳です。
“half a loaf is better than none”
パン半分でもないよりまし
⇒枯れ木も山の賑わい
loaf:焼いたパンのひとかたまり