初めての英会話スクールでは【超初心者レベル】

私が英会話スクールのNOVAに入学したのは18歳のときのことです。その頃は高校を卒業したものの希望の大学に全部落ちてしまい、浪人生となっっていた4月のことでした。

残念ながらうちにはお金があまりなかったので、予備校に通う費用がありません。そもそも父親からも「就職しろ!」と言われていました。

でも特に目的はないものの、なんとなく”大学”に行きたかった私は、「宅浪」を選ぶことにしました。一応狙っていたのは”難関”と言われる大学でしたので、受かってしまえば親もお金を出さざるを得ないだろうという目論みです。

とはいえ、何事にも怠け癖がある性格で、1年間もちゃんと勉強し続ける自信はありません。自宅にこもって孤独に勉強し続けるというのは、ある意味恐怖に近いものです。なので、また失敗することにならぬように、少し戦略を立ててみようと考えたのです。

それが、”英語特化受験勉強“でした。

「とにかく英語を圧倒的に強くしてやろう!」

大学入試は、他の科目はほどほどでも総合点で合格点に達すればいいはずです。

「なんとなくの夢」から始まった英語学習

僕は小さな頃よりエジプトのピラミッドやイースター島のモアイ像など古代遺跡に興味を持ってました。

そして漠然と「いつか海外に行って素晴らしい風景を眺めたい」

と思っていたので、そのためにはなんとなく英語は必要だろうと感じていたことが英語を中心に考えた理由です。

だったらこの機会に英語を強化しておくことは、将来のためにもなりそうです。ただ情けないことに、1年間も自宅で孤独に勉強し続ける自信の方はありませんでした。

「勉三さん」になるのは嫌だという恐怖

最近ではオンライン学習やアプリ等様々なデバイスの発達により、魅力的な授業を自宅で学習したりスカイプなどの活用によっては双方向的な学習も可能で、モチベーションの維持も可能なのかもしれません。

しかしながら、当時の僕の「宅浪」のイメージはキテレツ大百科というアニメに出てくる、”勉三(べんぞう)さん”のような苦学生のイメージしかありませんでした。

※キテレツ百科と勉三さんについてWikipedia

“勉三さん”を知らない人のためにかんたんに説明すると、彼は大学に入るまで六浪をしてしまった近所のお兄さんです。

自宅学習の場合、毎日他の競争相手が見えるわけではないので、さぼろうと思ったらいくらでもさぼれてしまいます。他の受験生の頑張りが見えないので「明日があるさ」で、あんまり罪悪感もないからです。

英会話学校は時間に融通が利く

そこで、定期的に外に出ることがかえって”メリハリ”を付けた効率的な勉強になるはずだと考えた中で、英会話スクールに通ってみることを思いつきました。

しかしながら、お金はないので当然その分はアルバイトをしなければいけません。

でも授業の時間帯の決まっている予備校とは違い、英会話学校のスケジュールは基本事前の電話予約制です。これならアルバイトをしながらでも自分の都合のよい時間帯で通うことができます。

初めての英会話では超初級者クラスの実力判定

そしてまずは情報を集めようと、当時英会話学校として有名で評判のよさそうだったNOVA、ECC、イーオンなどを一通り体験入学や見学をする予定をたてました。

ところが、初めに行ったNOVAで勧められた、無料で受けられる「レベルチェックテスト」がその後の人生を方向づけました。

僕にとっては、生まれて初めての英語ネイティブの先生との、マンツーマンの英会話でした。

会話時間は5分もなかったと思いますが、あまりの緊張で「ハロー」と「マイネームイズ…」を言ったのが精一杯で、あとはほとんど覚えていません。そしてたった数分が過ぎた後には、全身、脱力感しかありませんでした。

予期せぬ”ガイジンとの英会話”で当時、中学から高校までの6年間で習ったはずの英語は、ほぼ頭の中から吹っ飛び、真っ白でほとんど何の役にも立ちませんでした。

そしてやはりレベル判定結果は、一番下の超初級者クラスにあたる7C。高校で英語は特別得意ではなかったものの、好きな教科ではあったのでこれには軽くショックを受けました。

「いちおう、6年間勉強したにも関わらず、超初級者クラスって…。」

まずはやってみることがすべての始まり

そしてその流れから次には営業担当のお姉さんより、具体的な学習プランや料金体系の説明が始まりました。まだECCやイーオンも見学していません。なのでここは軽く聞き流して「考えてみます」程度に去る予定でした。

ところが先ほどの”衝撃の体験“によって、軽く興奮状態になっていた自分はなぜか、

「(英会話を)やるなら、ここにします!」

と営業のお姉さんを喜ばせるようなことを、断言してしまったのです!

きっと、そのお姉さんがとても綺麗な女性だったせいもあると思います。勝手に帰国子女か何か、英語がペラペラだと思い込んだ女性を前にして、格好をつけたかったんです。

そうして家に帰った僕は、父親と半分喧嘩しながら金銭的にはすべて自己負担で行うことで理解をかろうじて得て、後日48万円のローンを組み正式に英会話学校へ入学となったのでした。

浪人生でもあるし、ローンも抱えてもう後には引けません。

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